とても嬉しい話題がありました!
それは「男性の育児休暇」に対する法律が成立したことです。
最近、育児休暇を取得する男性が増えている一方で、なかなか取得する割合が伸びないことがとてもつらいことでした。この法律で男性の育休が理解され増えていけば嬉しいと思います。
2015年に私も育児休暇を、会社の中で初めて取りました!
それまで、男性の育休と取ることがなく、当時はとても珍しいことでした。
最近は「パタハラ」という言葉も聞きますが、今考えるとこれはパタハラだったのかなと思うことがたくさんありました。
そんな私が体験した、育休取得の体験談をお話しします。
どうやって取得し、どんな状況だったのか参考になればうれしいです。
最後の方には、参考になったドラマや本も載せているので、気になる方は見てみてください。
1.大規模ホテルの人事さえ理解していない
人事とは、人を管理する役割をもっていて、社員が安心・安全に働くための施策や環境づくりを仕事としています。もちろん、さまざまな知識を頭に入れておかなければ、人がたくさんいる職場なら特に対応が難しくなってくると思います。
私が勤めている会社は大企業のホテルで、その中でも200人ほどがいる大規模ホテルに勤めています。
そんな人事ですら、男性の育休に関しては何も把握していませんでした。
なので、子どもが1人目の時は、やむを得なく育休を取らず妻に任せてしまいました。
なせなら、そもそも男性で育休を取得した人がいなかったからです。
さすがに周りの目も気になり、朝から晩まで仕事を優先してきました。
そうすると、だんだん妻との関係も悪くなっていく一方でした。
男性も子育てをしないと、妻が悩んでいることなど理解できません。
妻との関係をよくしたいなら、育休は取るべきです。
2.自分で調べて申請
子どもは、最初の1年の成長が早く貴重な時間です。
泣いてばかりだった子どもが、
2人目の子どもができると分かった時、「男でも育休を取ってみせる」と、自分で育休の申請方法を調べて、人事に申請しました。
はじめは、申請方法を人事に確認しましたが、あいかわらず何もわかっていませんでした。
ただ、自分で調べて「法律で男性でも育休が取れる」と話すと、すんなり通りました。
大規模ホテルの中で、初めての男性育休の誕生です!
2015年ごろの出来事ですが、やっとイクメンというワードが浸透してきた頃で、男性の育休に対する理解が少しずつ世間に知られてきたのもあってか、1人目の時よりも取りやすかったです。
3.理解が浸透してもパタハラは起こる
男性の育休に対する理解が浸透してきても、まわりの独身の社員にはなかなか理解されませんでした。
法律で取得できることを知っても、現場からするとこう思うことが多いようです。
子どもと過ごすことがどれだけ大変か。どれだけ大事か。
わからない人が多いです。
この機会にぜひ、子どもと過ごす大切さを多くの人に知ってもらいたいです。
4.育児スタート(初めてストレスを実感)
子どもを育てていくことに、そこまで不安はありませんでした。
妻に対しても、「なんでいつも機嫌が悪いんだろう?」と思っていたくらいです。
ただ、実際に子どもと2人きりになることが当たり前になってきた頃、だんだんストレスが溜まっていきました。
なぜなら、子どもがどうしたいのかわからないからです。
「叱る」ではなく「怒る」ことが多かった気がします。
妻が機嫌が悪かったのが、やっと分かった気がしました。
そんな時、ふと水をこぼした時、娘は何も言わなくても自分で拭き始めました。
それを見た瞬間、「怒らなくてもちゃんと見て覚えているんだ」と気づきました。
それから、怒るではなく、叱るを意識して最後までお話しで解決するようにしました。
妻からは、「感情的にならなくてすごいね」とよく言われます。
なぜ感情的にならないかというと、子どもは「知らないだけ」と理解しているからです。
例えば、水をこぼしたら拭く・お薬が苦くても飲む・服を着ないと風邪をひくなどなど・・・
娘も保育園に入り、物事もしっかり考えれるようになりました。
それに伴い、違う悩みも増えてきました。
例えば、片づけをしない・お風呂に入らない・時間で動けないなどなど・・・
年齢によって悩みは尽きません。
そんな時に現役保育士さんが書いた本を知りました。
実際に実践してみると面白いように、言う事を聞いたり物が片づけられたりしたのでおすすめです。
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気になる方は見てみてください。
時間がない人はYouTubeもやっているので、そちらを見てみてください。
4.自分が動けばまわりも動く
男性で育休を取るのは、勇気が必要です。
私もそうでした。
なぜなら、まわりの男性スタッフで、育休を取る人がいなかったからです。
夫婦で育児をするのは、当たり前と分かっていたんですが、当時はほんとに勇気が必要でした。
ただ、私が勤めているホテルは、若いスタッフも育休を取ることが多くなりました。
なぜなら、自分が動いたことで、まわりも動きやすい環境になったからです。
勇気を出して動けば、育休を取ることが当たり前のことになっていきました。
自分が当たり前と思って行動すれば、少なからず他の人も「そうだよね」と行動してくれます。
みんなが動けばまわりの社員の目も、気にならなくなります。
逃げるは恥だがのドラマが好きなんですが、結婚後のドラマの回で男性の育休について、スカッとする名シーンがあります。ぜひ、このドラマに勇気をもらってください。
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男性の育休は当たり前なんだと、改めて納得出来ました!
まとめ
今回は、男性の育休についての体験談をお話ししました。
令和22年度から、男性の育児休暇制度が本格的に施行されると思います。
男性も育児が当たり前の時代が到来です。
最近ホテルにお越しになるお客様で、抱っこひもで子どもをあやしている男性を、よくみかけるようになりました。
実際に子どもの育児をしたり、子どもと一緒に過ごしたい男性は、おそらく今までもたくさんいたと思います。
これから育児休暇をもっと当たり前に取れる時代を、楽しみにしています。
もし、育休を取るのに苦戦している男性がいたら改めてこう言いたいと思います。
「自分が動けばまわりも動いてくれます!」
まわりを気にする前に、1歩踏み出してみましょう。
そして、妻とのより良い関係も築いていきましょう!
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