【ホテルマンのリアル給料】専門卒と大卒どっちが高い?【給料アップの方法とは】

『ビジネス・投資』

将来ホテルマンになりたいけど、給料が不安だな。

大卒と専門卒どちらが給料高いのかな?

最初は給料が低くても、後から給料をアップする方法はないかな。

そんな疑問にお答えします。

✅本記事の内容

  • ホテルマンのリアルな給料を知りたい
  • ホテルマンの魅力とは
  • ホテルマンの給料を高くする方法
  • ホテルマンの給料アップの秘訣

✅本記事の信頼性

TARO

☑️某リゾートの現役ホテルマン
(10年以上の実績)

☑️小規模から大規模施設で勤務
(北海道〜沖縄にある6施設経験)

☑️さまざまなホテル業務を経験
(ホテルにおけるマルチタスク達成)

この記事を書いている私は、某リゾートホテルで10年以上働いています。
小規模から大規模施設のホテル業務を経験。現役ホテルマンとして働くノウハウがあります。

ホテルマンのような、観光業・サービス業は「生涯年収が1番低い」として有名ですよね。その中で、「リアルな給料を知りたい」と思う人も多くいると思います。

今回は、ホテルマンのリアルな給料事情と給料アップの方法、について解説します。

では、いきましょう!

現役ホテルマンが教える【リアルな給料事情】

さて、あなたは専門卒と大卒の給料は、どちらが高いと思いますか?
おそらく、なんとなく想像ついているかと思います。

まずは、学歴別のリアルな基本給についてお話しします。

学歴別のリアルな基本給


結論から先に言うと、大卒が1番「給料は高い」です。
想像通りですよねw

私が働いている某リゾートホテルの、リアルな給料はこちらです。

リアルな給料
  • 大学卒の場合:手取り20万
  • 専門卒の場合:手取り17万
  • 高卒の場合 :手取り14万

これは、某リゾートホテルの入社当時1年目の基本給です。

高卒→専門卒→大学卒になるにつれて、3万ずつ給料が変わっていくのがわかりますよね。
つまり、専門卒と大学卒を年収で比べると、単純に12カ月で「36万も差がつきます。

ビックリですよね😅
中古の軽自動車が1台変えるくらいの金額も差がつくんです。

また、この給料の差を残業で埋めようとすると、「20時間〜40時間」残業しないと埋まりません。
1日の残業にすると、「1〜2時間」は他の人よりも多く働かないといけないことになります。

給料の差を埋めるのは、かなり大変です。

さらに言うと、私の働いているホテルは、日系のホテルの中でも割と給料はいい方です。
つまり、ある程度名前の知られているホテルを選ばないと、大卒でももっと低い給料になる場合があります。

めんどうですが、給料が気になる方は、しっかり調べることをおすすめします。

ここで、こんな疑問が出てくると思います。

お悩みくん
お悩みくん

専門卒の方がスキルが高いはずなのに、なんでこんなに給料に差がつくのかわからない。

観光業は、スタッフの入れ替わりが激しい業界です。
スキルがあれば即戦力になるので、企業側もとても助かります。

では、なぜ専門卒が大卒よりも給料が低いのか。

その差について、簡単に解説します。

専門卒と大卒【給料の差違いとは】

結論から先にいうと、「社会経験の差」です。

なぜなら、ホテルマンは「その場の対応が大事」だからです。

ホテルの客層は、

  • カップル
  • ファミリー
  • 意識が高い人
  • ホテル慣れした人

老若男女問わず、さまざまなお客様がきます。
その中で、客層によって対応を変える必要があります。

同じ言葉・同じ対応をしても、「納得する人」もいれば「怒る人」もいます。

毎日対応が変なければいけないホテルマンは、マニュアル通りのスキルが絶対と言うわけではないのです。

つまり、スキルよりもさまざまな分野社会経験を積んだ大卒の方が、優遇されるのです。

専門卒は、スキルがあっても社会経験が少ないので、本番になると意外と身動きが取れないことが多いです。

なので、スキルよりの社会経験があった方が、臨機応変に動ける分、大卒の給料の方が高いのです。

やりがいがある【ホテルマンの魅力3選】

さて、ここまで読んで、

お悩みくん
お悩みくん

学歴によって、給料の差があるのはわかったけど、給料が低くてもやっていけるか不安だな。

と思う方も、いるかと思います。

次は、給料が低くてもやりがいがある、ホテルマンの魅力3選についてお伝えします。

結論からいうと、

  1. お客様の笑顔
  2. 滞在を演出できる
  3. 非日常で働ける

それぞれ簡単に解説します。

お客様の笑顔

1つ目は、「お客様の笑顔」です。

ありきたりですが、やっぱりホテルマンはお客様の笑顔が1番の魅力です。

ホテル来てくれるお客様は、ほとんどが「一期一会」です。
初めて会うスタッフ・知らない地域に来ていただいて、不安もたくさんあると思います。

そんな中で、最後に「ありがとう」と笑顔で言ってもらえるだけで、「頑張ってよかった」と思うし、疲れも吹っ飛んでしまいます。

そのくらい、お客様の笑顔は仕事の原動力になるのです。

滞在を演出できる

2つ目は、「滞在を演出できる」です。

ホテルマンは、1つ目で話した「お客様の笑顔」のためなら、さまざまな工夫をします。

例えば、

一般的な滞在

チェックイン⇨温泉⇨夕食⇨温泉⇨朝食⇨チェックアウト

演出した滞在

動物のお出迎え⇨チェックイン⇨温泉⇨フリードリンク⇨夕食⇨楽器の演奏テラスの食事⇨チェックアウト

これはあくまで1例ですが、赤い部分が滞在を演出している箇所になります。

この赤い部分を、ホテルマンはミーティングを積み重ねて「どうしたらお客様が笑顔になるか」を常に工夫しています。

お客様の笑顔を想像しながら、さまざまな演出を考えて実際に実現できたときには、とてもやりがいを感じます。

なので、お客様の笑顔のために「滞在を演出できる」ことが、魅力の2つ目です。

非日常で働ける

最後は、「非日常で働ける」です。

ホテルマンは基本、「お客様ファースト」です。
ですが、それ以外に働く側にも魅力があります。

それは、リゾート地で働けると言うことです。


旅行者の多くは、非日常を味わえる場所に魅力を感じます。
よくお客様から「こんな場所で働けていいわね!」とお言葉をいただきます。

そんな場所で働くのは、事務の仕事に比べたら夢のようなことなんです。

「〇〇で働いているんだ」と言えば、「いいな〜」と羨ましがられるでしょう。

給料を高くする方法【評価制度】

ここまで読んで、こう思う方もいると思います。

お悩みくん
お悩みくん

ホテルマンの学歴で給料が変わるとか魅力についてはなんとなくわかったけど、結局大卒じゃないとお金に苦労しそうだな。

と、不安に思う方もいると思います。

安心してください。
現在は、学歴に関係なく、頑張り次第で「給料が上がる制度」があるんです。

高卒・専門卒の方は、学歴がないから給料が低いのは仕方ないと思わず、理想のホテルマンを目指しましょう!

評価制度で【給料アップ】

評価制度とは、人事制度の一つで従業員の能力や会社への貢献度を評価するためのものです。

多くの企業で評価制度は、等級制度や報酬制度と連動していて、評価が良ければ等級・役職が上がり給料も上がっていきます。

つまり、評価が高ければ高いほど「給料が上がる」という事です。

もちろん、勤続年数が長い分基本給は、ちょっとずつ(1000円とか)上がりますが、その場合、給料が上がるまでに時間がかかってしまします。

これを、個人の頑張り次第で給料が上がる時間を短縮できる制度が、「評価制度」なんです。

学歴や社歴がなくても、誰でも給料を上げることができます。

積極的に仕事をしていきましょう。

給料をアップする【秘訣】

お悩みくん
お悩みくん

評価制度があるのはわかったけど、給料を上げるにはどんなことをすればいいのかな。

と、そんな疑問が出てくると思います。

では、「給料を上げるにはどうすればいいのか?」、その秘訣を簡単に解説します。

お客様の笑顔をイメージ

給料アップの秘訣は、「お客様の笑顔をイメージする」です。

なぜなら、「提案から実行するまでの過程」が評価の対象となります。

たとえば、お客さまのホテルの過ごし方は、

  • お風呂に入る
  • 夕食を楽しむ
  • イベントを楽しむ
  • 寝る
  • 朝食を楽しむ
  • お風呂に入る

が、一般的かと思います。

それだけでも、多くのお客さまは笑顔になってくれるでしょう。
ただ、一般的な対応は誰でもできます。

つまり、今以上にお客さまを笑顔にする工夫が、ホテルマンとしての評価が上がるのです。

工夫するには、

  • お客さまのニーズを分析
  • 競合のリサーチ

など、ビジネスマンに必要なスキルが必要になります。

なので、自分のスキルを活かしつつ、お客さまを笑顔をイメージすることが、給料アップにつながるのです。

笑顔にする方法【PDCAが役立つ】

お客さまを笑顔にする方法には、PDCAが役立ちます。

  1. P→Plan(計画)
  2. D→Do(実行)
  3. C→Check(測定・評価)
  4. A→Action(対策・改善)

結果がでなければ、また1からスタート!

PDCAサイクルは、ビジネスマンにとっては当たり前のフレームワークです。

ホテルマンも、お客さまの笑顔のためによく使われます。

たとえば、

  • P → チェックアウトで笑顔になってもらうため何かを渡してみる
  • D → 帰りに「また来てケロ」の意味を込めて、カエルの折り紙を渡す
  • C → カエルの折り紙を渡した時の反応・お言葉を検証する
  • A → 色が単調なので、さまざまな色の折り紙を使ってみる

こんな感じでしょうか。

もし、口コミで「カエルの折り紙もらった」など、声が上がってきたら実績として残ります。

つまり、PDCAサイクルを回すことで、評価に値する成果を出すことができるということです。
ただ、大きなことをしなければ評価につながらない、という考えの方もいると思います。

しかし、自分が達成できることからコツコツやることで、しっかりと評価にもつながってきます。

なので、短なところからPDCAサイクルを意識して、焦らず一歩ずつ前へ進んで給料アップを目指しましょう!

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

今回は、【ホテルマンのリアル給料】専門卒と大卒どっちが高い?【給料アップの方法も教えます】について、お話しました。

まとめると、以下の通りです。

  • 学歴別に給料の差はどんどん広がる
  • 専門卒・大卒では想像通り「大卒の方が給料が高い」
  • 専門卒・大卒の違い「社会経験の差」
  • ホテルマンの魅力「お客様の笑顔」「滞在演出」「非日常」
  • 給料を上げる方法「評価制度」
  • 給料を上げる秘訣「お客様の笑顔をイメージ」
  • 笑顔にする方法「PDCA」

専門卒・大卒に差がありますが、業界全体から見ると観光業は、大卒とはいえ「生涯年収が1番低い」のは変わりません。

ただ、ホテルマンは事務などのマニュアル通りの仕事とは違って、お客様のためにスタッフ自身が提案から実行までできる、とてもやりがいのある仕事です。

また、自ら行動していくことで、評価も上がり給料アップもできます。

どうしても給料に不安がある方は、「評価制度を取り入れていますか?」と企業に聞いてみましょう!

評価制度を取り入れているホテルは、評価制度を取り入れていないホテルよりも、将来的にも不安が減るはずです😄

以上です。
ありがとうございました。

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